帯に書いてある言葉、「自分を変えるいちばんの近道は片づけ!」にひかれて購入。
リビングや玄関の写真が掲載されているのですが、「こんな家に住みたい!」と思わされました。
思うだけじゃなくて、実行しよう!
自分を変えたければ環境を変えるのが近道
思考や感情の発生源は、何かを見たり聞いたり、さわったりしたときの五感の反応から頭に浮かぶ、さまざまなイメージ。
環境から得られる情報が心地よければ、心も整う。
光と風が通らない、散らかっている、不要なものが多い部屋は殺氣に満ちている。
悲しみ、怒りなどの感情を生む「殺氣」の部屋。
光と風がよく入る、植物や風景画が飾られている、余計なものがない部屋は生氣に満ちている。
楽しい、幸せなどの感情を生む「生氣」の部屋。
自分の部屋を振り返ってみると、
まさに、自分でストレスを生む環境を作っていた!
忙しい、時間がないを言い訳にして、無意識のうちに、自分でつくり上げた環境から自らストレスを受けていた。
部屋を大切にすることは、自分を大切にすること。
部屋を整えることは、自分の心を整えること。
捨てられない自分を認める
捨てられないということは、「捨てることへの恐怖」があるから。
ものを捨てられないということは、「捨てて、すっきり」よりも、「捨てないこと」を選んでいる。
これは、ものにあやつられている状態。
執着から自由になって、捨てることがストレスなく始められる。
判断のコツは、「今の自分にとって必要か? 不要か?」
「使える? 使えない?」では、いっこうにものは減らない。
「今の自分にとって必要か? 不要か?」を判断基準にするということは、今の自分を大切にすることにつながる。
捨てることに抵抗がある自分にとっては、この章はとても納得した。
自分がなぜものをすてることができないのかが、分かった。
ものを捨てることへの恐怖心を超えて、スッキリ感を得たい。
感情を整える「職場」の片づけ
自宅の環境が整っていても、それ以上に長い時間を過ごすオフィスの環境が風水的に劣悪だったら、やはり、感情は乱れたまま。
空間全体を、3S(整理・整頓・清潔)の状態に整えることが大前提。
視覚、臭覚、味覚、聴覚、触覚を、掃除と片づけで整えることで、働く意欲がわいてくる環境になる。
オフィスの環境を整えることで、集中力が高まる。
視覚情報を減らすだけでも、気持ちや体調を落ち着かせることができる。
職場の環境を整える大切さが、よく分かった。
確かに、視覚情報を減らすだけで、気持ちが落ち着くという話はとても納得した。
常に、何かに追われているというあせりも、不要なものが多い環境から生まれているのかもしれない。
自宅と職場、この二つをしっかりと整えていきたい。
- 題名 感情を整える片づけ
- 著者 種市勝覚
- 発行年 2017年
- 出版社 アチーブメント出版