『AERA MOOK フェルメール展 公式ガイドブック』を読みました/行く前に読んでおけばよかった!

『AERA MOOK フェルメール展 公式ガイドブック』を、「フェルメール展」のミュージアムショップで購入しました。

「フェルメール展」を観る前に、読んでおけばよかった~と思いました。

来日する全10作品の解説

フェルメール展で来日する、全10作品の解説を読むことができます。

それぞれの作品の特徴が、短文で分かりやすく解説されていて、展覧会の図録よりも、気軽に読めます。

また、世界中に散らばる35点の作品がどこにあるのかを、世界地図で一覧できるページがあります。

2週間ぐらいあれば、全作品を見ることができるそうです。

夏の2か月間しか展示されない『音楽の稽古』(英国王室コレクション)という作品もあるので、日程を調整するのが難しいかもしれません。

フェルメールガイドブック

当時の時代背景が分かる

当時は、チューリップバブル。貴重な品種の球根が、一個2500万円で取引されたこともあったそうです。これにはびっくりですね。

ワイン、ファッション、食事等のキーワードから、フェルメールが絵画に込めたメッセージを読み解いていきます。

そして、時代背景を知ることで、絵画をより深く楽しむことができます。

フェルメールの絵には、青色が印象的な作品がいくつもありますが、当時、ラピスラズリの絵の具は、普通の絵の具の100倍以上の値段だったそうです。

フェルメールは、自分で細かく粉砕した鉱石と油を練り上げ、絵の具を作っていたそうです。

フェルメールの生涯

フェルメールは、1632年にオランダ・デルフトで生まれました。

21歳で、プロの画家としてデビュー。

20代の頃に描いた『デルフトの眺望』は、まだ一度も来日していません。

代表作のほとんどは、30代に描かれています。

しかし、生活は苦しく、膨大な借金を抱えていたと言われています。

フェルメールは、1675年に43歳という若さで亡くなりました。

死後、マイナーな作家とみなされていましたが、19世紀になり再評価されました。

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これから、フェルメール展へ行く人も、すでに行った人も、ぜひ読んでみて下さい。

フェルメール展ガイドブック裏

  • 題名 フェルメール展公式ガイドブック
  • 発行年 2018年
  • 出版社 朝日新聞出版

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