小・中学校における長期欠席者数の推移/「不登校」は、「長期欠席者数」の理由の一つ

不登校の児童は、毎年増え続けています。昨年末には、不登校の児童生徒が前年度よりも約25%増えて、過去最高の24万人となったと報道されました。しかし、この「不登校」という言葉は、「長期欠席者数」の理由の一つなのです。

長期欠席者数の推移3

長期欠席者の理由は、

  1. 病気
  2. 経済的理由
  3. 不登校
  4. コロナの感染回避
  5. その他

に分けられています。

年度間に30日以上登校しなかった児童生徒は、
2021年度は、41万3750人まで達しています。

令和2年度調査から、長期欠席の理由に
「新型コロナウイルスの感染回避」が追加されました。

「新型コロナウイルスの感染回避」は、5万9000人です。
「その他」と合わせると、約11万人にもなります。

今後、この数値が減少に向かうのか?

「不登校」という言葉だけが、注目されがちですが、
この41万人という数字が、どのように推移していくのか?

「不登校」という言葉だけに囚われないように、気を付けていきたいと思います。

【資料】
文部科学省
「令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上
の諸課題に関する調査結果の概要」――▷【こちら】