映画『子どもが教えてくれたこと』を観ました/「メルシー」に涙/今を生きる

映画『子どもが教えてくれたこと』を観ました。

子どもたちが教えてくれたこと パンフレット写真

登場人物は、5人の子どもたち。

アンブル(9歳・女の子) 肺動脈性肺高血圧症
カミーユ(5歳・男の子) 神経芽腫
テュデュアル(8歳・男の子) 神経芽腫
イマド(7歳・男の子) 腎不全
シャルル(8歳・男の子) 表皮水疱症

一人一人が病気と向き合い、家族や病院が、彼らの生活をサポートする様子が映し出されていく。

聞きなれない病名ばかりだけど、生活上の困難さ、治療のたいへんさが映像から伝わってきた。

日々をただひたすら懸命に生きる子供たちの姿。

笑い、泣き、怒り、走り、踊る。

そして、子どもたちを支える大人たちと病院のスタッフの暖かさと明るさ。

(ついでに、病院の雰囲気、明るさも素敵)

子供同士の会話や親との会話、そこで交わされる言葉の一つ一つが深い。

子どもは哲学者だ。

アンブルが
「悩みごとは脇に置いておくか、付き合っていくしかないの」
「愛してくれる人たちがいれば、幸せだわ」
という場面がある。

人生に向き合う姿勢を、子どもに教えてもらったよ。

 

LIFE IS ハクナ・マタタ(どうにかなるさ)

 

■ 監督・脚本 アンヌ=ドフィーヌ・ジュリアン
■ 出演 アンブル、カミーユ、イマド、シャルル、テュデュアル
■ 2016年/フランス
■ カラー/80分
■ 原題 Et Les Mistrals Gagnants

映画『子どもが教えてくれたこと』