サグラダ・ファミリアは、2026年に完成予定です!
ということは、クレーン付きのサグラダ・ファミリアは、あと7年しか見ることができないのです!
世界遺産 サグラダ・ファミリア
7年前に、スペインを訪れました。
目的は、サグラダ・ファミリアとビルバオ・グッゲンハイム美術館を見ること。
サグラダ・ファミリアは、スペインのバルセロナにあります。
サグラダ・ファミリアに入った時には、なぜかわからないけど、とても深い感動が胸に込み上げてきました。
ステンドグラスの美しさ、天井の有機的なデザイン、大聖堂はたくさんの人がいるのにとても落ち着いた空間でした。
サグラダ・ファミリアは、建築家アントニ・ガウディの作品ですが、志半ばにして死去。
着工から130年以上経っていますが、その意思は引き継がれ、現在も建造が続けられています。
2005年に世界遺産に登録されました。
バルセロナは、建物に高さの規制があり、6階以上の建物を建てることができません。
サグラダ・ファミリは、遠くからでもとても目立ちます。
東側が「生誕のファサード」、西側が「受難のファサード」、南側が「栄光のファサード」になっています。
どこから見ても、すごいです!
現場で、日本人が働いています。
サグラダ・ファミリアの建築現場には、なんと日本人が働いています。
外尾悦郎さんです。
「生誕のファサード」は、外尾悦郎さんが手がけています。
大学卒業後、ヨーロッパに渡った外尾さんは、サグラダファミリアの現場で「それを一つ彫らせてほしい」と交渉したそうです。
それから40年近く、現場で石を彫り続けています。
アントニ・ガウディは、すでにこの世にいないため、外観のデザインは常に議論の的になっています。
また、職人の世界の労働環境は、どこの国でも厳しいものがあります。
様々な困難がある中、日本人がサグラダ・ファミリに携わっていることは、とてもうれしいことです。
古代ローマの詩人であるホラティウスという賢人が、次のような言葉を残しています。「carpe diem 今日を生きる」。明日のために今日を生きるのではなく、今日できる最大限のことをしようとする。その上に、明日という日がやってくる。それをコツコツと積み重ね、また、それによって自分たちも満たされていく。サグラダ・ファミリアは、そういう風につくり続けられるものであってほしいと思います。
外尾悦郎『ガウディの伝言』光文社新書
2026年の姿
2026年は、ガウディの没後100年にあたる年です。
かつては、完成まで100年はかかると言われていましたが、現在は、パソコンの導入と職人の増加、そして、予算の増加(観光客と寄付金が増えた)により、工期が短縮されました。
では、2026年にはどんな姿になっているのでしょうか?
完成予想は、こちら!
もうびっくりですね!
完成すれば、1万4000人を収容する世界最大級のキリスト教建築となるそうです。
完成は、とても楽しみですが、慌てずじっくりと創っていってほしいと思います。
また、会いに行くよ!
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