【教職の愉しみ方 授業の愉しみ方 / 堀裕嗣・宇野弘恵】どうして自分は教職を続けているのか? 本書で、その問いの答えを整理することができました。子どもの頃見ていたテレビ番組『8時だョ!全員集合』のような、子どもたちが、ワクワクしながら始まりを待っている授業をしたいと思いました。
◆ 教職の愉しみ
本書の章立てから、教職の愉しみを3つに絞りました。
これまでの教員人生の中で、自分は「教材研究・教材開発」が、弱いなー
◆ 子どもとのかかわりを愉しむ
掲載されている、両氏のエピソードが楽しい! コントみたい。
「思い通りにいかない」ところが出発点。
ハプニングを愉しむ心のゆとりをもち、肩の力を抜いて、子どもたちと接していきたいです。
◆ 授業を愉しむ
両氏の授業の楽しさは、子どもたちと共に「学びの旅を歩んでいくぞっ」ていうワクワク感にあるのかなと感じました。
「児童・生徒」と「先生」の垣根を越えて、「一緒に新しい世界を見に行こう!」って誘う感じが、イキイキとした授業を創っているのだと思いました。
本書を読んで、私も、堀先生や宇野先生の教室にいるような感覚になりました。
◆ 教材研究・教材開発を愉しむ
紹介されている実践から、両氏の言葉へのこだわりに驚かされました。
宇野氏のまど・みちおの世界観に浸る教材解釈は、とても参考になりました。
そして、堀氏の『少年の日の思い出』(ヘルマン・ヘッセ)の教材開発には、「そこまでやるのか!」と唸らされました。
また、宇野氏の後藤由香子さんを取り上げた授業、堀氏の「弱さを克服できない人たち」の授業に、人間の「業」の深さを伝えたいという「熱」を感じました。
自分の未熟さを反省しつつも、まだまだ「仕事の愉しみ」があるぞーと感じています。
◆ まとめ
今回は、はじめて教育系の書籍をパワポでまとめてみました。
泣く泣く削った言葉は、山ほどあります。
その中でも残ったこれらの言葉たちは、明日からのエネルギーになると感じています。
なお、上記のスライドの内容は、わたし個人が読み取った内容であり、全てが本書に出てくる言葉ではありません。
興味をもった方がいらっしゃいましたら、ぜひ、本書を手に取ってみてくださいね。
『8時だョ! 全員集合』って、毎週ライブで撮影してたんだから、すごい!
あのライブ感って、授業と共通点があるよなーと感じて、タイトルに使いました。
- 題名 教職の愉しみ方 授業の愉しみ方
- 著者 堀裕嗣・宇野弘恵
- 発行年 2023年
- 出版社 明治図書