◆ ガラクタを捨てよう!
本書には、ガラクタを持つことの不健全さが、リストアップされています。
「持っていると、疲労感をおぼえ、無気力になる」
「過去の呪縛を溜めこむこと」
「体のはたらきも滞らせる」などなど
これを読むと、「やばい、捨てなければ」という気持ちになってきます。
人はなぜ「ガラクタ」を溜めるのか?
思い当たる節が、必ずあると思います。
どれほどあなたに欲しいものがあろうとも、絶対にこれで十分だと満足することはありません。何かを買ったらその途端に、何か「必要」なものが出てくるのです。加えて、あなたはその品をなくしたらどうしようという不安まで抱え込むことになります。
◆ 私が崇高な道を選べば、必要なものは全て与えられる
もう好きではなくなったもの、使わないものを処分すると、それに執着していたあなたの魂の一部が自分のところに戻ってくるのです。このプロセスによって、あなたは現在を生きることが出来るようになります。
ガラクタを捨てることは、魂をきれいにすることと同じ。
そこに、間違った選択はない。
あとで後悔するようなモノを捨ててしまっても、大丈夫。
その時の選択は、正しかった。
過去にとらわれず、ガラクタにとらわれず、生きていってほしい。
そのためにも、著者は、まずはガラクタを捨てようと呼び掛けます。
この本を読み返していたら、部屋を片付けたくなってきました。
- 題名 ガラクタ捨てれば自分が見える
- 著者 カレン・キングストン
- 訳者 田村明子
- 発行年 2002年
- 出版社 小学館文庫